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【開催レポート】TOIB 4月月例会|スタートアップ経営者から国会議員へ〜未来に投資する志

皆様、こんにちは!TOIB(富山イノベーションベース)広報担当です。

4月13日(月)、TOIBイベントスペースにて4月の月例会が開催されました 。

今回は二部構成の特別な例会となりました。前半は、スタートアップ経営者から衆議院議員へと転身した古井康介氏にご登壇いただき、「スタートアップ経営者が国会議員になるまで」というテーマで熱い想いを語っていただきました 。後半は、TOIBの藤田氏より「スタートアップとベンチャーの違い」という、地方創生における重要な視点について解説がありました 。

本記事では、その濃密な時間のエッセンスを抜粋してお届けします!

行政の課題を解決するPR会社「POTETO」の急成長

富山市出身の古井氏は、実家の自営業がリーマンショックの影響を受けた際、行政の支援に救われた原体験から政治の力を実感しました 。そして2017年、22歳の時に広告PR会社「ポテト(POTETO Media)」を設立します 。 事業の軸は、「複雑で分かりにくい政治や行政の情報を、分かりやすく届けること」でした 。

海外の洗練された政治PRに触発された古井氏は、その手法をいち早く日本に持ち込みます 。

  • 視点の転換による成果: 青森県の介護ロボット普及事業では、行政目線の「貸出し事業」という名称を、ユーザー目線の「レンタル事業」に変更するだけで、利用件数を飛躍的に増加させました 。
  • 圧倒的なシェア獲得: 地道な成果の積み重ねと、時代を捉えたSNS・動画PR戦略により、日本の国会議員700人中、約300人もの広報を支援するまでに会社を急成長させました 。

ルールを作る側へ。総理大臣を目指す愚直な歩み

ビジネスとして大成功を収める一方で、古井氏は限界も感じていました。「根本的なルールや制度そのものに課題がある場合、現場レベルの広報だけでは課題を解決できない」というジレンマです 。自らルールを作る側を目指し、2024年10月の衆議院議員選挙への出馬を決断します 。

最初の選挙は落選という結果に終わりましたが、古井氏の志は揺るぎませんでした 。富山に戻った古井氏は、以下のような泥臭い草の根活動を徹底して行いました。

  • 数万人の声を聞く: 街頭に立ち、累計で数万人の市民の切実な声を聞き続けました 。
  • 若者の政治参画: 脱出ゲームと政治を組み合わせたイベントを開催し、250名を超える若者を集めました 。
  • 圧倒的な行動力: 逆風の中、個人で自民党員を200名集めるという驚異的な成果を上げました 。

「保身のための政治家には絶対になりたくない。子どもたちが自分のやりたいことに挑戦できる、未来に投資する政治を作りたい。」

「総理大臣を目指す」という大きな志と、その本気の姿勢が、多くの支援者を突き動かす原動力となっていることが強く伝わってきました 。

地方企業が知るべき「スタートアップ」と「ベンチャー」の違い

後半は藤田氏より、地方で混同されがちな「スタートアップ」と「ベンチャー」の明確な定義について解説がありました 。

  • スタートアップとは: 資金調達(10億円規模以上)を行い、スピードを最優先して「全く新しい市場」を創出するモデル 。IPOなどのイグジットを前提とし、バーンレート(資金燃焼率)を落とさずに急成長を狙います 。
  • ベンチャーとは: 既存市場において、独自の工夫や気合いと根性でシェアを獲得し、堅実に成長を目指すモデル 。

自社の戦略がどちらに該当するのかを見極めることが重要です 。特に、地方においてスタートアップを育てるためには、単なるピッチイベントの開催ではなく、中央のベンチャーキャピタル(VC)や上場企業との深い連携が不可欠であるという、非常に示唆に富む内容でした 。


編集後記

古井氏の「未来への投資」にかける圧倒的な熱量と、藤田氏の「自社の目指す経営戦略を明確にする」という冷静な視点。この対比が、参加した起業家や経営者にとって非常に有意義な気づきを与える2時間となりました 。

TOIBはこれからも、高い志を持つ起業家たちが切磋琢磨する場を提供し続けます。

次回、5月11日(月)の月例会は、「地方創生と起業家の果たすべき責任 – なぜ成長が必要か -」をテーマに、本郷 秀之氏をお迎えして開催いたします 。 皆様のご参加を心よりお待ちしております!

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